米GM(ゼネラルモーターズ)がデトロイトモーターショーの目玉コンセプトとした発表した電気自動車、シボレー『ボルト』は、エタノール混合ガソリンにも対応できるエンジンを搭載しており、トヨタ自動車などが開発を進めている「プラグインハイブリッド」の1形態となる。ボルトは、110ボルトの家庭用電源でリチウムイオン電池をチャージ、6−6.5時間でフル充電となる。この状態で電池だけだと40マイル(64km)の走行ができる。電池の容量が少なくなるとエンジンによって充電する。つまり、エンジンを充電だけに使う「シリーズ式」のハイブリッド車だ。トヨタが開発するプラグインハイブリッドは、同社の既存ハイブリッド同様にエンジンを走行と充電に使う「パラレル式」となる。ボルトに搭載するエンジンは、3気筒1リットルでターボも搭載している。ガソリンのほか、エタノールを85%混入する「E85」にも対応する。約55リットルのタンクを満タンにして発電に使うと走行距離は640マイル(1024km)まで延ばせるという。家庭でフル充電した後、40マイル走行までは燃料消費はゼロ、エンジン充電も併用する80マイル(128km)だと、燃費はリッター42kmになると試算している。
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