追い越しから対向へ車線逸脱、多重衝突

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6日朝、山形県酒田市内の国道47号で、対向車線側に逸脱した乗用車が順走していたクルマ4台と相次いで衝突する事故が起きた。逸脱は追い越しを目的とした故意とみられるが、この事故で1人が死亡、3人が軽傷を負っている。

山形県警・酒田署によると、事故が起きたのは6日の午前8時30分ごろ。酒田市落野目付近の国道47号で、66歳の男が運転する乗用車が対向車線側に逸脱。順走していた乗用車3台と軽乗用車1台へ次々に衝突した。関係した5台がすべて大破し、うち1台が炎上している。

この事故によって、路肩に弾き飛ばされた乗用車を運転していた76歳の男性が全身強打で間もなく死亡。他のクルマに乗っていた3人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されて治療を受けた。

警察では逸脱車を運転していた男を業務上過失致死傷の容疑で逮捕、事故の状況を調べている。現場は片側1車線の直線区間。目撃者の話によると、男が運転するクルマは前走車を追い抜こうと対向車線側に進出。このクルマを追い抜いた後も対向車線に留まり、衝突事故を起こしたという。

《石田真一》

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