ドアに手を掛けたことに気づかず発進、男性死亡

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3日夜、群馬県玉村町内の町道で、72歳の男性が乗用車に引きずられた後、車体と縁石の間に体を挟まれる事故が起きた。男性は全身強打で間もなく死亡。警察ではクルマを運転していた男性の妻から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。

群馬県警・伊勢崎署によると、事故が起きたのは3日の午後7時30分ごろ。玉村町上之手付近の市道に隣接した空き地で、69歳の女性が運転する乗用車が方向転換しようとしていたところ、運転席側のドアを開けようとしていた72歳の男性の存在に気がつかず発進。そのまま男性を引きずった。

男性は転倒した際に車体と縁石の間に挟まれて全身を強打。収容先の病院で間もなく死亡した。

クルマを運転していたのは男性の妻。2人は年始周りのために親類の家に向かう途中だった。男性は朝から酒を飲んでいたため、女性がクルマの運転をしていた。

女性は不慣れなことから道を間違えたため、空き地を利用して方向転換を行おうとし、男性は後方で誘導していたとみられる。ところが、方向転換も円滑に出来なかったことから、男性が運転を代わろうとドアノブに手を掛けたが、女性はこれに気づかないままクルマを発進させたらしい。

警察では業務上過失致死容疑で引き続き女性から事情を聞いている。

《石田真一》

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