横断禁止の国道で小学生2人がはねられる

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20日午後、埼玉県川口市内の国道122号で、横断禁止区間となっている場所で道路を横断しようとしていた8歳の小学生男児2人がバスやトラックに相次いではねられる事故が起きた。この事故で1人が意識不明の重体、もう1人が軽傷を負っている。

埼玉県警・川口署によると、事故が起きたのは20日の午後3時5分ごろ。川口市元郷1丁目の国道122号で、道路を徒歩で横断しようとしていた8歳の小学生男児2人が上り車線を走ってきた小型バスと大型ダンプトラックに相次いではねられた。

最初に道路の横断を開始し、バスにはねられた男児が頭を強打して意識不明の重体。トラックにはねられた男児は打撲などの軽傷だったが、これは運転手が前方で発生した最初の事故を目撃した段階で急ブレーキを掛けており、車両が停止寸前の状態だったことが功を奏したかたちだ。

現場は片側2車線。カーブのために見通しは悪く、歩行者の横断は禁止されている。2人は渋滞でクルマが停止していた下り車線側から道路の横断を開始。上り車線に進出しようとしたところではねられた。

停止していた車両とカーブのために男児側から上り線を進行中のクルマは確認できず、いないものと思い込んで飛びだしたとみられる。最初に男児をはねたバスを運転していた63歳の男性は警察の調べに対して「クルマの間から子供が突然出てきた。ブレーキが間に合わず、そのまま衝突した」と話している。

《石田真一》

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