飲酒運転に対する認識が甘い、懲役2年6カ月を求める

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今年9月、山梨県甲府市内の国道411号でクルマを泥酔状態で運転し、3人に重軽傷を負わせたとして危険運転致傷などの罪に問われた59歳の男に対する初公判が15日、甲府地裁(渡辺康裁判官)で開かれた。検察側は裁判所に懲役2年6カ月を求刑している。

問題の事故は9月24日の午後4時ごろに発生した。甲府市城東1丁目付近の国道411号で、59歳の男が運転する乗用車が対向車線側に逸脱。道路右側を歩いていた39歳の男性と、停車中のクルマ2台に衝突した。この事故で男性が肩の骨を折る重傷を、クルマに乗っていた女性2人も軽傷を負った。

男は酒を飲んで泥酔の状態。アルコール検知では呼気1リットルあたり0.8ミリグラムのアルコール分を検出したため、道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。後に危険運転致傷罪と合わせて起訴されていた。

15日に甲府地裁で行われた初公判で被告の男は起訴事実を全面的に容認。検察側は被告の飲酒運転に対する認識の甘さなどを指摘。裁判所に対して懲役2年6カ月を求め、即日で結審した。

《石田真一》

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