アイシン精機は、生産技術力の向上を図るため、「生産技術センター」を愛知県刈谷市の本社隣接地に新設すると発表した。2007年8月から稼働開始する予定。
生産技術センターは、アイシンの「ものづくりの力」を強化し、世界のどの拠点でも高品質の同一製品が生産できるよう、生産技術のグローバル展開の中核としての機能を担う。
工法開発、設備や型の設計・製作など、これまで各地に分散していた生産技術に係わる機能を集約し、新工法の先行技術開発から実用化技術開発まで、経済性だけでなく、安全や環境面にも優れた革新的生産技術の確立を目指す。
また、アイシンの「ものづくりの力」を世界中に展開できるよう、人材育成の機能も持たせ、優れた生産技術スタッフの育成および海外からの研修生の受け入れ体制の強化などにも注力する。
建屋は、地上4階建て、延べ床面積約3万8000平方メートル。環境への配慮として建屋全体の空調設備に自社製品のガスヒートポンプエアコン（GHP）を採用する。
また、先進的なプラントエンジニアリングのトライアルの場としても活用していく予定だ。
