7日夜、兵庫県三木市内の県道で、警官の運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、順走していた別の乗用車と正面衝突する事故が起きた。このクルマも衝突を回避しようとしたことから同様に対向車線側に逸脱。後続車と衝突した後、路外転落を起こしている。
兵庫県警・三木署によると、事故が起きたのは7日の午後7時ごろ。三木市本町3丁目付近の県道で、加西署に所属する57歳の男性巡査部長が運転する乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走していた39歳女性運転の乗用車と正面衝突した。
被衝突側のクルマは衝突を回避しようと急ハンドルを切ったが、これが災いして衝突後に勢い余って対向車線側に逸脱、後続のクルマと接触した。さらに路外へ逸脱して、約3m下の畑に転落して中破した。この事故で被衝突側のクルマを運転していた女性が骨盤骨折などの重傷を負ったほか、同乗の14歳の女子中学生が軽傷を、このクルマと接触したクルマの運転者も軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。
巡査部長は帰宅途中。警察の調べに対しては「気がついたら衝突していた」などと話しており、漫然運転の可能性が高いとみられている。