4日未明、沖縄県沖縄市内の市道で職務質問を行うために抑止させた軽ワゴン車がバックでパトカーに体当たりする事件が起きた。パトカーは前部が小破。警察ではクルマを運転していた18歳の少年を公務執行妨害と器物損壊の現行犯で逮捕。無免許運転の容疑でも調べを進めている。
沖縄県警・沖縄署によると、事件が起きたのは4日の午前0時ごろ。沖縄市知花付近の市道をパトロールしていた同署のパトカーが、70-80km/kの速度で走行する軽ワゴン車を発見。ただちに停止するように命じた。クルマは警官の指示に従って停止したが、追走してきたパトカーが停車した直後、バックで発進してパトカーに体当たりした。パトカーは前部バンパーが衝撃で外れるなど小破。警官が軽ワゴン車を運転していた18歳の少年を取り押さえ、公務執行妨害や器物損壊の現行犯で逮捕した。
クルマを運転していた少年は無免許運転。検出されたアルコール分は酒気帯び相当量に満たないが、酒を飲んだ後に運転していたことも後の調べで判明している。クルマを所有するのは助手席に同乗していた32歳の女で、少年が無免許であることは知っており、一緒に酒を飲んでいたこともわかった。
警察ではこの女についても道交法違反(無免許運転幇助)などの容疑で責任を追及する方針だという。