59時間の連続勤務 命じた会社社長を逮捕

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今年5月に茨城県常陸大宮市内で発生し、6人が死傷した事故について茨城県警は20日、事故を起こした運転手が勤務していた運送会社の社長と運行管理者の2人を道路交通法違反(過労運転下命)の容疑で逮捕した。

茨城県警・大宮署によると、問題の事故は5月28日の午前11時50分ごろ発生した。常陸大宮市高部付近の国道293号・花立トンネル内を走行していたトラックが対向車線側に逸脱。軽乗用車など2台と次々に衝突し、あわせて6人が死傷が死傷した。

その後の調べで、事故を起こした24歳の運転手の男は会社の指示によって約59時間の連続勤務を強いられていたことが判明。栃木県大田原市内にある会社を出発した後は神奈川県藤沢市−栃木県那須塩原市−岡山県新見市−兵庫県神戸市−茨城県東海村と進み、そこから再び大田原市に帰る途中に通った常陸大宮市内で事故を起こしていた。走行距離は約2500kmだが、約59時間のうち休憩はわずか5時間程度しかなかった。

警察では「会社の指示で過労運転に至ったことは間違いない」、「運転手のみに責任を負わせることはあまりにも酷だ」と判断。会社側から押収した資料を精査した結果、責任を追及できるとして幹部の逮捕に踏み切った。
《石田真一》

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