12日朝、長野県大町市内の国道148号で、路肩に停車してタイヤチェーンの着装を行っていた大型観光バスに対し、後ろから走ってきたトラックが追突する事故が起きた。バスに乗車していた韓国人旅行客11人が打撲などの軽傷を負っている。
長野県警・大町署によると、事故が起きたのは12日の午前8時30分ごろ。大町市平付近の国道148号で、路肩に停車してタイヤチェーンの着装を行っていた大型観光バスに対し、後ろから走ってきた普通トラックが追突した。
バスの車内には韓国人旅行客36人とガイド1人の合わせて37人が乗車していたが、座席から投げ出されるなどして11人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は見通しの良い直線区間。事故当時は降雪しており、路面にはすでにシャーベット状の雪が積もっていた。トラックはチェーンなどの滑り止め装置を着装しておらず、警察ではスリップしたことが事故原因になったとして、トラックを運転していた54歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。