【ストラーダ HDS910 長期リポート】その4 iPod連携も抜かりなく

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世界的な『iPod』ブームの中で、「クルマでiPodを楽しむ」スタイルは、北米のみならず日本でもかなり定着してきた。カーオーディオやカーナビのiPod対応は“もはやあたりまえ”の機能だ。

かくいう筆者もiPodユーザーのひとりであり、思い返せば歴代のiPodを買い続けてきた。今では筆者の家族それぞれが自分用のiPodを持ち歩いているほどだ。となると、クルマでもiPodを使うようになるのは必然的な流れ。

かつてはHDDカーナビに音楽CDをリッピングしていたのだが、今ではそれすら面倒くさい。また、iPodなら家族別々の音楽ライブラリをiPodで持ち歩き、クルマの中で楽しめる。一家に一台のファミリーカーで、しかも音楽の趣味が違うと、それぞれのiPodで「音楽ライブラリを分けられる」のはけっこう便利なのだ。

◆安い!! iPod接続ケーブル。操作性も合格点

最新カーナビのご多分に漏れず、リポート中のストラーダFクラスもオプションの「iPodインターフェイスケーブル」でiPod接続に対応している。しかもうれしいのは、このケーブルの価格がメーカー希望小売価格で5250円と安いこと。他の市販カーナビの中には、iPod接続ケーブルの価格が1万円前後というものがあるなかで、かなり良心的な価格設定といえるだろう。もちろん、カーナビ使用時でもiPodの充電は行なえる。

iPodを接続すると、ストラーダ側から操作や曲タイトルの確認ができる。動画やジャケット写真の表示には対応していないが、「音楽を聴く」ために必要な機能はすべて用意されている。アルバム、アーティスト、プレイリストなどで曲リストを表示できるほか、リピートやシャッフル再生もできる。

ただ、率直に述べると、その操作性はやはり「iPodのクリックホイール」には及ばない。曲のリスト表示でのスクロール速度も、iPod本体のそれと比べればやはり遅く感じる。とくに筆者のように3000曲以上をiPodに保存していると、そこから聴きたい曲をパッパッと探すのは至難のワザだ。次期モデルではスクロールの速度と操作性の洗練に期待したいと思う。

いっぽう、スクロール操作の部分を除けば、ストラーダのiPodコントロールはじゅうぶんに実用的であり、合格点だ。とくに便利だと感じたのが、「カーナビ画面上への情報表示」と「タッチボタンでのトラック操作」。前者は曲が変わる際やリモコン操作で一時的表示されるのだが、運転中でも再生中の曲情報が確認できるのは便利だ。また液晶モニターにあるトラック操作のタッチボタンで、トラックの前後操作ができるのは、とくにシャッフル演奏中に重宝する。

ストラーダFクラスは追加コストをほとんどかけずに、手持ちのiPodを接続できる。トータルの利便性を考え見れば、iPodをAUXやFMトランスミッター経由でクルマで使うよりも、ストラーダにつないだほうがメリットが大きい。iPodユーザーなら、ストラーダ本体購入と一緒に接続ケーブルを買っておいて損はないだろう。

《神尾寿》

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