いすゞ自動車の井田義則社長は、米GM(ゼネラル・モーターズ)と2003年に日本に設立した合弁会社「ジーエムアイ・ディーゼル・エンジニアリング」(GMIDEL)の合弁を解消する意向を明らかにした。すでにGM側には伝えているという。
いすゞはトヨタ自動車との提携によるディーゼルエンジン開発のプロジェクトを今月内に立ち上げる計画。GMIDELに投入している開発要員をトヨタとのプロジェクトに集中して投入する狙いもある。
GMIDELは、いすゞがGMに供給しているディーゼルの周辺機器を開発するため資本金4億円で設立していた。出資比率はGM60%、いすゞ40%。一方で井田社長は、ポーランドと米国にあるディーゼル生産のGMとの合弁2社については、事業を継続していく方針を示した。