ガソリン価格がそれまでと比べて劇的に安くなった10月、ライトトラック、SUV不振に苦しんで来たGM、フォードの売り上げが小幅ながら回復を見せた。
GMは17%、フォードは8%、10月の売り上げが前年同月比でアップ。しかしクライスラーは3%ダウンという結果。
このうち、GMではシボレー『シルバラード』、GMC『シエラ』ピックアップなどを含むトラックの売り上げが52%と急増、またラグジュアリーSUVも46%増となっている。またフォードでは新型リンカーン『ナビゲーター』が44%増、フォード『エクスペディション』が41%増と、ライトトラック系の回復が目立つ。
フォードの8%増という数字は、10月で生産打ち切りとなったフォード『トーラス』が含まれており、ややご祝儀景気という側面がないでもない。しかしGMはハマーをのぞくすべてのモデルがプラスに転じ、同社にとっては明るい材料となっている。