中央発條、リコールなどで特別損失を計上、有価証券売却などで充当

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中央発條は、2007年3月期の連結決算で、リコールに関する費用などを特別損失を計上すると発表した。

同社が過去に製造した自動車用ばねの一部に不具合が見つかり、この製品を搭載した車両はリコールとなり、市場回収処理が実施されている。この処置費用7億5500万円を過年度製品保証費用として特別損失を計上した。

また、トルコの子会社の設立時に取得した「のれん」の過年度分を一括償却したため、のれん償却額1億8500万円も特別損失に計上した。加えて、トルコ子会社の業績悪化で、個別決算では関係会社投資評価引当金繰入額3億6200万円を特別損失に計上した。

一方、リコール費用などの特別損失を充当するため、投資有価証券の売却益10億4100万円と、東京営業所などの土地・建物の売却益4億8000万円を特別利益に計上する。

《レスポンス編集部》

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