デンソーは26日、独ロバート・ボッシュ社との合弁で、DPF(ディーゼル微粒子除去フィルター)の生産会社を東欧に設立することで合意したと発表した。09年からコージェライト製DPFの生産を開始する。
新会社はデンソーとボッシュが折半出資し、07年初頭に設立する。コージェライト製DPFは軽量で通気抵抗が低いため、優れたエンジン性能を維持しながら排出ガスを低減することができる。同時に、コスト面でも優れていることが特長。デンソーは03年から同DPFの製造を開始している。
同社は、欧州の次期排出ガス規制「ユーロ5」の施行により、新規で販売されるディーゼル車には、DPFが標準装備され、DPFの市場が拡大すると見ている。