無免許で飲酒運転の末、対向車に突っ込み5人死傷

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15日未明、滋賀県長浜市内の県道で、信号無視を行ったとしてパトカーの追跡を受けていた軽ワゴン車が信号待ちのクルマを追いぬこうと対向車線側に逸脱し、反対側で停止寸前だった軽乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で5人が死傷している。

滋賀県警・長浜署によると、事故が起きたのは15日の午前1時15分ごろ。これより以前の午前1時10分ごろ、長浜市八幡中山町付近をパトロールしていた同署員が交差点で信号無視をした軽ワゴン車を発見。ただちに停止するよう命じたが、クルマは速度を上げて逃走を開始した。

クルマはその後も数回に渡って信号無視を繰り返し、80km/h程度の速度を保ったまま走り続けた後、長浜市平方町付近の交差点で信号待ちをしていた前走車を追い越そうと対向車線側に逸脱し、交差点反対側の対向車線で停止寸前だった18歳男性の運転する軽乗用車と正面衝突した。

双方のクルマは衝突によって大破し、被衝突側のクルマの助手席に同乗していた18歳の男性が死亡。運転していた男性と、後部座席に同乗していた18歳の女性も骨折や打撲などで重軽傷を負った。衝突側のクルマを運転していた24歳の男と、同乗していた25歳の男性も骨折などの重傷を負っている。

逃走車を運転していた男は無免許で、しかも飲酒運転。逃走の動機は「無免許と飲酒の発覚を恐れた」というものだった。警察では容疑が悪質と判断。男の回復を待ち、危険運転致死傷容疑で調べを進める方針だ。

《石田真一》

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