タクシー代が払えず、コンビニ強盗

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9日深夜、滋賀県野洲市内のコンビニエンスストアにタクシーで乗りつけた男が、アルバイト店員に刃物を突きつけて現金を奪う事件が起きた。男は奪ったカネでタクシー代を支払ったが、通報を受けて駆けつけた警察官に逮捕されている。

滋賀県警・守山署によると、事件が起きたのは9日の午後10時20分ごろ。野洲市栄付近にあるコンビニエンスストアにタクシーで乗りつけた男がそのままレジに直行。応対していた21歳の男性アルバイト店員に刃物を突きつけ、「カネを出せ、1万円あればいい」などと脅した。店員は男の言うままにレジから1万円札1枚を手渡している。

男はそのまま歩いてタクシーに戻ると、奪った1万円をタクシーの運転手に支払ったが、直後に通報を受けて駆けつけた同署員に強盗容疑で逮捕された。

逮捕されたのは現場近くに住む55歳の男。調べによると、男は同日の夕方からタクシーに乗車。野洲市や東近江市内などを走り回るように運転手に指示していた。約6時間の乗車で運賃は約2万7000円となったが、男は約2万円しか手持ちがなく、運転手に対して現場のコンビニに寄るように指示。奪ったカネと合わせて3万円を支払っていた。

男は調べに対して曖昧な供述を繰り返しているが、これまでに例が無い事件だけに警察も困惑気味といった様相だ。

《石田真一》

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