【ITS世界会議06】次は北京で会いましょう

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現在、英国ロンドンにおいて第13回ITS世界会議が開催中だが、すでに業界関係者の目は、来年、北京で開かれる第14回ITS世界会議に向けられている。

今回のITS世界会議において、ITS中国ではすでに来年のブースの割り振りについて活発な交渉が行われていた。会場の自動車メーカー関係者の中には、「成長市場で今後の伸びしろの大きい北京会議こそが我々の本命。今年は(参加)規模を控えめにして、来年は積極的に参加する予定だ」(メーカー関係者)という声も。中国市場への眼差しは熱い。

中国のITS組織委員会は、科技部、交通部、建設部、公安部の4部(日本のITS・4省庁に該当)と、北京市によって構成されている。

「中国市場に対するITS関係者の関心の高さを感じています。中国は広い国で、どの地域も様々な交通問題を抱えています。翻ればそれは、中国に多くのビジネスチャンスがあるとも言えるでしょう」(KOU Yang・第14回ITS組織委員会国際部)

「中国のITS組織委員会ではオリンピックを前にした(来年の)ITS世界会議に力を入れており、日本で開かれた第11回ITS世界会議よりも大規模になると考えています」(同)

中国市場はモータリゼーションのただ中にあり、交通インフラの整備も今後さらに拡大する。ITSビジネスにおいて、未開の沃野といっても過言ではない。ある日本のITS関係者は、「中国市場は、日本メーカーと欧州勢との激戦区になる。欧州メーカーに負けないように頑張っていきたい」と話す。

日本の自動車関連産業にとって、来年の北京会議は重要な位置づけになりそうだ。

《神尾寿》

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