日産自動車は3日、新型軽自動車『オッティ』の発表会を東京銀座の本社で行い、記者会見した志賀俊之COOは「日本市場で苦戦しているが、下期にスカイラインなど全部で4車種を投入して、反撃していきたい」と強調した。
日産の今上半期の新車販売は34万9697台、前年同期比16.9%減と非常に厳しい状況で、販売会社も頭を抱えているほど。魅力的な車がなかったと言えばそれまでだが、上半期は新型車がなかったことが大きかった。
「日産の顧客が軽自動車へと乗り換え、流出するケースが最近では月9000台にも達していた。『モコ』、オッティと軽自動車を投入したことで、このうち33%が日産の顧客にとどまるようになった」と志賀COO。
オッティについては、新車効果を見込んで最初の6カ月間で月4000台、合計2万4000台を販売する目標を掲げた。そして、株主総会時に80万台へ下方修正した今年度の販売台数について、「その数字をなんとか達成していきたい」と述べた。