チューリッヒ保険は20日、顧客が事故を起こした際のケアを考え、プロフェッショナルなカウンセリングサービスを提供する「パニックケア」を開始した。
パニックケアは、チューリッヒ保険の自動車保険契約者やその同居家族が対人事故を起こしたとき、そのショックを軽減し、不安を取り除くことに役立ててもらうために開発されたサービス。
米国では、交通事故の経験者の約9%がPTSD(外傷性ストレス障害)を発症しているといわれており、そのケアが大事になっている。今回のサービスは、カウンセリングによってストレスレベルを低減し、PTSDの発症を抑制しようというものだ。
パニックケアは、チューリッヒ保険が業界で初めて開発し、提携先であるグッドウィル・フォーサイトのプロのカウンセラーが、電話カウンセリングまたは面談カウンセリングを事故のあとに行う。
チューリッヒ保険では、まず関東1都6県に居住している顧客を対象に進め、順次提供地域を拡大していく予定である。