期待族の少年28人を逮捕・補導 バイクを盗む

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沖縄県警は11日、沖縄県那覇市内などで原付バイクの窃盗を繰り返していた少年28人を窃盗容疑で逮捕・補導した。うち23人は中学生。このグループは暴走族を煽り立てる「期待族」のメンバーで、盗んだバイクは自分たちで使っていたとみられる。

沖縄県警・少年課によると、この28人は今年4月ごろから那覇市や沖縄市など本島中南部の5市において、路上などに駐車されている原付バイクのキーシリンダーをハサミやマイナスドライバーで破壊するという手口で、少なくとも29台のバイクを盗んでいた疑いがもたれている。

28人は暴走族を煽り立てたり、活動を支援する期待族のメンバー。暴走族グループに入れてもらおうと、盗んだバイクで後方を追走するメンバーが現れたことが盗難の発端となった。盗みの手口は仲間内で伝授され、キーシリンダーが破壊しやすい特定メーカーのものだけがターゲットになったようだ。

バイク盗難は2-3人で反復的に行われたとみられている。少年たちにとってのグループ加入の儀式と化していたとの情報や、転売分も含めればさらに多くのバイクが被害に遭っているとの情報もあり、警察では逮捕した少年たちを厳しく追及。全容解明を急いでいる。

《石田真一》

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