デンソー、高度な故障診断ができるダイアグステーションを設置

自動車 ビジネス 企業動向

デンソーは、先進技術搭載車両の故障診断に対応する「デンソーダイアグステーション」を設置すると発表した。

国内のデンソー販売会社8社を中心に、2006年度中に10拠点を立ち上げ、その後、現在のデンソーサービスステーションを主体として育成・強化し、2010年までに全国50拠点以上のネットワークに拡大する予定。

デンソーダイアグステーションは、高度に電子化された車両の故障診断に診断設備と人材の両面で対応できるサービスステーション。デンソーが開発した故障診断テスターやデータレコーダ等を配備し、ステーションには、デンソーが認定するサービス技術資格者「デンソーダイアグマイスター」が在籍する。

デンソーは、本社サービス部内にヘルプデスクを設置し、「デンソーダイアグマイスター」の故障診断をサポートする。

デンソーダイアグマイスターは、デンソーが昨年から実施している特別教育を受講し、検定試験に合格した故障診断技術のスペシャリストだ。高度化する車両全体の電子制御システム情報を解析し、故障部位を特定することにより、迅速なサービスと顧客満足度向上を図る。

最近の自動車技術は、省資源・環境保護や安全、快適、利便性などの追求により、急速に電子制御化が進んでおり、今後も技術が一層高度化する見通し。

これまで、デンソーサービスステーションでは、各製品単体の修理を主な業務としていたが、将来の自動車技術の進展に伴うお客様のニーズに対応するためには、高度に電子化・統合制御化された車両の故障を総合的に診断し、迅速に修理できるデンソーダイアグステーションとそのネットワーク構築が必要と判断した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集