【新聞ウォッチ】ユーロ150円突破、BMWなど欧州車も値上げへ

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2006年8月31日付

●飲酒検問強化へ、来月12−18日全国一斉に(読売・2面)

●トヨタの携帯、auから(読売・8面)

●進むユーロ高、輸入品影響じわり、ワインや車、値上げの動き(毎日・10面)

●都市対抗野球、ホンダ(狭山市)地力の差、三菱自動車(岡崎市)経験差で初戦飾る(毎日・17面)

●諮問会議、民間議員を一新、奧田氏後任に御手洗氏(産経・1面)

●小型車でトヨタと連携強化も、富士重、森郁夫社長に聞く(東京・8面)

●ホンダ・日産、中国で現地調達8割に。価格競争激化、部品コスト削減、トヨタ、系列に進出促す(日経・1面)

●トヨタ、台湾で生産調整 10月メド、勤務体系変更(日経・13面)

●日産、ロシアで高級車2車種販売(日経・13面)

ひとくちコメント

欧州通貨ユーロが150円(1ユーロ)を突破し、円安・ユーロ高が進んでいる。こうした中、欧州からの高級車やワインなどの輸入品に値上げの動きが出始めている。きょうの毎日が詳しく報じているが、独BMWの日本法人は9月1日から、平均0.9%値上げし、値上げ額は2万−25万円になるという。

欧州メーカーの日本法人の多くは円建てで本社と取引しているが、BMWはユーロ建てで決済。「ユーロ高が進行すると、日本円で顧客から代金を受け取る日本法人が差損を生じてしまうため、円建ての販売価格を値上げせざるを得ない」(毎日)としている。

これまで、為替といえばドルを基軸に経済が動いていたが、もはやその主役はユーロに移行した。高級車のユーザーが1%未満の値上げにため息をつくとは思えないが、庶民にとっては「ワインの値段」のほうが気掛かりである。

《福田俊之》

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