トヨタ自動車の北米の統括会社の北米トヨタは、大高英昭・北米トヨタ前社長兼最高経営責任者が、元秘書にセクハラ(性的いやがらせ)をしていたとして、この元秘書から損害賠償を求められていた訴訟で、元秘書と和解したと発表した。
元秘書の女性は、大高氏が北米トヨタのトップに在籍していた際、大高氏から度々セクハラを受けたとして、大高氏、北米トヨタと親会社のトヨタ自動車を相手に、1億9000万ドルの損害賠償を求めて提訴された。
北米トヨタは、和解の内容は明らかにしていないものの、多額の賠償金を支払ったと見られる。トヨタでは、セクハラ事件で「米国での販売に影響は無い」としていたものの、裁判が長期化して企業トップのセクハラというイメージダウンを避けるため、早期の和解金の支払いに応じた模様だ。