事故を起こして逃走中のクルマ、タクシーにも衝突

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20日未明、東京都大田区内の首都高速1号羽田線下りで、走行中の乗用車が前を走るタクシーに追突する事故が起きた。タクシーは側壁に弾き飛ばされて横転。シートベルト未着用で同乗の乗客が死亡。運転手も軽傷を負った。

警視庁・高速隊によると、事故が起きたのは20日の午前1時35分ごろ。大田区羽田空港1丁目付近の首都高速1号羽田線下り・羽田トンネル内で、猛スピードで走行していた乗用車が前を走る52歳男性が運転するタクシーに激突した。

タクシーは弾き飛ばされるようにして左側のトンネル壁面に衝突、そのまま横転した。この事故によって、タクシーの後部座席にシートベルト未着用の状態で乗車していた46歳の男性客が頭部強打で死亡。運転手も打撲などの軽傷を負っている。

追突してきたクルマを運転していた52歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されており、警察ではこの男を業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

この男は事故現場の約500m手前で、別のタクシーと接触。ドアミラーを破壊する被害を出していた。事故後、この男のクルマがスピードを上げて逃走したため、このタクシーが追走する状態となっていた。警察では関係者から事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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