トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は20日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで定例会見を行い、その席上、リコール問題について「われわれの仕組みのなかでしっかりと品質を確保すると同時に、早期発見、早期対策が大事」と強調した。
トヨタのリコール台数は今年に入ってすでに100万台を超え、米国でもハイブリッド車『プリウス』など4車種で40万台に上っている。そうした事態を踏まえて、ユーザーから「トヨタは大丈夫なのか」という声も多くなっている。
「技術力や製造の力が落ちているわけではない。むしろ未然防止の力をもっと尽くさなければいけない。あるいは早期発見、早期対策をやっていくことの仕組みをしっかりと構築していかなければならない。そちらのほうに力点を置いて進めていきたいと思っている」