トヨタ年央会見…渡辺トヨタ社長、リコール問題で陳謝

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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は20日、東京で定例会見を行いリコール問題をめぐって同社の部長や元社員が熊本県警から書類送検されたことについて、「事故に遭われた方に改めて心からお見舞い申し上げる」と述べるとともに「お騒がせし、ご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げたい」と陳謝した。

トヨタは同日、瀧本正民副社長が国土交通省に社内調査の結果を報告、事件表面後、初めて記者会見した。渡辺社長は「情報が交錯している中できちんと精査したいということはあったが、(記者会見の)タイミングが少し遅くなったと反省している。お詫びしなければならない」と、メディアへの説明の遅れも認めた。

一方、リコール問題や米国のセクハラ訴訟などを「お客様の期待を裏切るようなこととして重く受け止めている」とし、「大きな危機感をもっている」と語った。そのうえで「品質に関する情報はより速く、より有効に活用できるようにし、『品質のトヨタ』の信頼を早期に取り戻すよう取組みたい」と強調した。

《池原照雄》

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