酒を飲ました友人は飲酒運転幇助にあたる

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10日深夜、香川県丸亀市内の県道を自転車で横断中の男性が乗用車にはねられ、約30mに渡ってひきずられて死亡する事故が起きた。警察ではクルマを運転していた男を逮捕するとともに、この男に酒を飲ませた友人宅も家宅捜索している。

香川県警・丸亀署によると、事故が起きたのは10日の午後11時35分ごろ。丸亀市郡家町付近の県道を自転車で横断していた67歳の男性が、左方から走ってきた乗用車にはねられた。男性はそのまま約30mに渡って引きずられ、全身を強打。近くの病院に収容されたが、約2時間後に死亡している。

乗用車を運転していた44歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、警察では業務上過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で男を逮捕した。その後の調べで飲酒場所などを問い質した際、男は「友人宅でビールなどを飲んだ」、「クルマで訪れたことを友人も承知していたが、構わずに酒を飲むことになった」と供述。警察では飲酒運転幇助の疑いもあるとして、この友人宅の家宅捜索を決定。11日午後から捜索を実際に実施し、ビールの空き瓶やコップなどを押収している。

香川県警が飲酒運転幇助容疑で、酒類の提供が行われた場所の強制捜査に踏みきるのは今回が初めて。「飲食店ではなく、個人が対象となったのは全国的にもまだまだ珍しいのではないか」と話している。

《石田真一》

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