オリックスとJCBが資本提携

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オリックスは13日、ジェーシービー(JCB)と資本提携することで合意したと発表した。オリックスがJCBの発行済み株式の約5%を近日中に譲り受ける。法人向け決済サービスで協業するほか、法人・個人向けの提携カードを発行する。

今回の資本提携により、オリックスは、JCBの第5位の株主になる(ノンバンクでは第1位)。8月から人材交流も進め、提携事業を推進する。

両社は05年8月に業務提携することで合意したが、協業の範囲が当初の想定より広範になると判断し、資本提携に踏み込む。

決済サービス分野では、オリックスの大口決済サービスと、JCBの小口決済サービスのそれぞれの強みを生かした決済サービスを提供する。

カード分野では、法人顧客向けに法人専用カード「オリックスJCBカード(仮称)」を発行。法人顧客向けのさまざまな資金決済ニーズに対応するほか、オリックス自動車が提供する自動車リースのリース料金決済が行えるようにする。

個人向けカード事業では、オリックス・リアルエステートのマンション入居者向けに、管理費や駐車場代金の決済機能、入居者向け専用サービスを付帯したカードを発行する。さらに、将来的には、カーシェアリング事業を手がけるCEVシェアリングの車両利用機能や、JCBが提供する「クイックペイ」機能などを付帯し、周辺商店街と連携したサービスを提供する。

《編集部》

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