ホンダは13日に新型『ストリーム』を発表した。最大のポイントは、先代同様の3列シートミニバンでありながら、全高を立体駐車場が利用できる1545mm(FF車。4WD車は1570mm)まで下げているところにある。
全長はプラス20mmの4570mmと若干大きくなっているが、全幅に関しては先代モデルと同じ1695mmをキープ。エンジンも1.8リットルと2リットルの2機種なので、全車が5ナンバーミニバンとなる。
ストリームの開発統括責任者である藤原裕さんは「ホンダはつねに新しい価値観を提案していく会社です。その原点に立ち返り、新型ストリームも新たなベンチマークとなるようなミニバンを目指して開発しました」
「全高は『オデッセイ』でも評価を得ている立体駐車場に入る高さを採用しました。さらに全高を低くすることで、低重心からなるスポーティなハンドリングを手に入れています。市場ではいまだに5ナンバーサイズが扱いやすい大きさの基準として存在しているので、幅も5ナンバーサイズに収めるように努力しました」という。
室内に関しても全高が下がったデメリットはうまく払拭されており、先代と比較して狭さを感じることはないだろう。新型ストリームは5ナンバーサイズで立体駐車場に入るという、今までになかった画期的なパッケージングを、初めて実現したミニバンだ。