スズキは『SX4』の発売に合わせ、50インチのプラズマディスプレーを使った商談支援システムの導入を開始する。高性能なWindowsパソコンと組み合わせ、まるで実車を見ているかのようにクルマの細部をチェックすることができるというものだ。
ディスプレー(パナソニック)以外の納入メーカーは明らかにされてないが、心臓部となるパソコンはWindowsXPベースで、CPUにはintel Pentium4の3.2GHz、グラフィックボードにはNVIDIA GeForce7800GTX、メモリは2GB分を搭載しているという。
この超強力なスペックのパソコンを使い、CADデータからエクステリアから見たクルマの姿を形成していく。専用のタッチペンを使い、視点を自由に変えられるだけではなく、車体色やオプション品を追加した場合に外観がどのように変化するのかなどを瞬時に表示することができる。
アップデータはDVDを販売店に送付しインストールする。現状ではSX4の他、『スイフト』、『MRワゴン』に対応しているが、スズキの全車種ラインナップを早期に目指すという。SX4の発売に合わせて7月から全国の代理店で導入を開始し、今年度中に全国3000カ所の配置を予定している。