ダイハツ工業は、29日付けで、執行役員制度、本部制を導入するとともに、これに伴う組織改正を実施すると発表した。
執行役員制度の導入は、経営の戦略意思決定や業務執行の迅速化を図るのが狙い。
新たに導入する本部制では、組織の最上位をくくりとして「本部」を設置するとともに、取締役以上の役員の中から「本部長」を配置する。本部の下部組織として「ブロック」を設置、ブロックの業務責任者として取締役、執行役員、理事などの中から「ブロック担当」を配置する。
責任の明確化や組織を大くくりとすることで人材の戦略的活用を行うのが狙い。
本部制の導入に伴って、経営企画機能とトヨタ業務機能を統合した「経営企画本部」や商品企画機能とデザイン機能を統合した「商品企画本部」、経理部を再編した「原価改革本部」などを新設する組織改正も実施する。