比較的安価に購入できるアメリカンSUVとして知られるフォード『エスケープ』のビッグマイナーモデルが21日、日本市場に姿を見せた。最大の変更点は、何と言っても大幅なフェイスリフトだろう。
旧型モデルのフロントマスクはやや平面的で迫力に欠けるものだったが、新型では大型のメッキグリル、シャープなグラフィックのクリアレンズカバー式4灯ヘッドランプが与えられ、ボンネットにも彫りの深いプレスラインが刻まれた。フロントバンパーも開口部を台形として踏ん張り感を演出。両サイドには丸形ヘッドランプも配され、精悍さと高質感をアピールしている。
フロントマスク以外についても、ドアミラーウィンカー新設、スモークアウトされたリアコンビネーションランプ、新デザインのリアバンパーなど、数々の改良によってイメージの刷新をはかっている。
マーケティング本部長のアイオン・ワーナー氏は新しいフロントマスクについて、「フォードトラックのように大胆で力強いなデザイン。エスケープの存在感を高められると考えています」と語った。
2000年末のデビューから5年以上が経過し、モデルライフも終盤に差しかかった『エスケープ』だが、今回のエクステリアのリフレッシュによって、大いに魅力を取り戻した。