三菱自動車の株主総会が23日、東京・丸の内の東京會舘9階「ローズルーム」で開催された。総会に要した時間は3時間2分で、出席した株主は1570人、質問者は26人だった。これらはいずれも過去最高の数字。
12階では、メディア用に部屋が用意され、50人ほどの報道関係者が設置されたモニターを熱心に見ていた、そのなかには、三菱商事の広報担当者の姿もあった。
総会は10時5分、議長役の益子修社長よる3分間の挨拶で始まりその後スライドを使った事業報告が20分ほど行われた。
そして、再び益子社長が登場し、対処すべき課題として、5つの重要ポイントについて説明した。
その重要ポイントとは、1. お客様第1の実践と商品の信頼性向上、2. 事業計画の達成など事業戦略の確実な実行、3. 財務体質の強化と再生資金の確保、4. 徹底したフォローアップによる経営実行力の強化、5. コンプライアンスの実践と浸透。
益子社長はそれら5つのポイントについてさらに具体例を挙げ「三菱自動車再生計画」を全社一丸になって取り組んでいることを強調した。