フォード エスケープ 改良新型…選択肢を広げる

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フォード・ジャパン・リミテッドは、フォード『エスケープ』に大幅改良を加え、新型を21日から販売開始した。

新型エスケープは、SUVとしての高い走破性はそのままに、デザインや快適性、操作性などで質感の向上を図った。また、従来の最上級モデルだった「LIMITED」とエントリーモデルの「XLT」の2グレード体系を見直し、3.0リットルV6エンジンを搭載したスポーティな「XLT-SPORT」を加え、ユーザーのライフスタイルやニーズに合った選択肢を増やした。

主な特徴では、エクステリア・デザインはスタイリッシュ、かつフォードSUVの躍動感を表したデザインに仕上げた。より精悍さを増した新デザインのフロントマスクや、フロントと一体感をもたせたリアフォルムに加えて、ウィンカーレンズ内蔵のドアミラーなど、全体を引き締めるアクセントを施したサイドビューからなるエクステリア・デザインとした。

インテリアは、構成するすべての操作系機器やスイッチ類はエルゴノミクス(人間工学)に基づいて設計、レイアウトしているだけでなく、それらの触感や素材にまでこだわって、全体的な質感の向上を図った。インテリアの雰囲気を左右する重要な要素であるコックピットのデザインも機能性に優れたスタイリッシュなデザインに一新した。

エンジンは、先代モデル同様、3.0リットルV6・24バルブエンジンと2.3リットル16バルブエンジンの2タイプを設定した。それぞれNVH(騒音・震動・ハーシュネス)を低減させた。2.3リットル16バルブエンジンにはVVT(可変バルブタイミング)機構を採用することで、実用域での加速性能を向上させた。トランスミッションは、従来のコラムシフトからフロアシフトのトランスミッションに変更、より確実なシフトチェンジを可能とし、ドライバーにスポーティな操作を提供する。

さらに、本格派SUVとしての、高い走破性を誇る四輪駆動システムを採用した。同システムは、通常は燃費向上のため限りなくFFに近い状態で機能し、路面のコンディションが悪化した場合のみ、後輪にも自動的にエンジントルクを配分するAWDシステムだ。

価格はXLT-SPORTが295万円。

《レスポンス編集部》

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