ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は19日に東京で開いた『ソニカ』の発表会場で、「軽自動車市場は拡大しているものの、競争は激化している。販売は収益重視で臨む」と述べた。
ダイハツは昨年度まで3年続けて軽自動車販売の過去最高を更新しており、首位のスズキを激しく追い上げている。だが箕浦社長は、日産自動車のOEM調達拡大などで、今後は値引き競争への圧力が高まると警戒、当面は首位奪取よりも収益確保の構えを示した。
箕浦社長はまた、「当社はグローバル展開が遅れている。その展開を着実に進めるためにも、国内で収益をきちんと確保しなければならない」と述べた。