マツダ『アクセラ』は6日、大規模な改良が施されると同時に、『マツダスピードアクセラ』が追加設定された。そのエンジンは、基本的にすでにリリースされている『マツダスピードアテンザ』譲りと考えていい。
直噴化することによって、緻密に制御を行なっているだけでなく、ターボで問題になりがちな筒内温度の上昇も抑えられていて、充填効率のアップにも貢献。最高出力は264psのハイスペックを達成しており、1390kgという車重にはじゅうぶんすぎる。トルクも38.8kgmと太く、それが3000rpmで発生するから、乗りにくい印象はなさそうだ。
このユニットは環境性能にも優れているのが特徴で、SU-LEV(平成17年基準排出ガス75%低減レベル)に適合するのもウリのひとつ。また高圧縮ゆえに省燃費性にも優れてもいる。
最近ではターボというと日陰の存在だが、パワーと環境性能の両立という新たなる活路を見いだしている点で大いに評価できる。