東芝松下ディスプレイテクノロジーは、対角23cm(9型ワイド)のOCB液晶を参考出品した。
デモでは、従来のTN液晶と今回の製品を地図表示で比較展示していたが、従来品は残像が残ってほとんど地図の詳細が識別できないのに対して、OCB液晶では細かい道路や色合いなどをはっきりと認識することができた。ちなみにOCB液晶はナナオのデジタルハイビジョン液晶テレビに採用されている。
そのほかのスペックは、アスペクト比:15:9、画素数:800×480(W-VGA)、視野角特性:上下160度・左右160度、応答速度:4ms@25度、50ms@−20度、動画応答速度:5ms以下、コントラスト:1000:1となっている。
また、ブースでは1枚のLCDに多彩な情報を表示可能な大型直視インパネ用ディスプレイも参考出展されていた。メータ、ナビ、エンジン状態など任意な情報を必要なときに表示し、それらの情報をインパネに集中させることで視線移動の減少を目指す。展示品のサイズは対角38cm(15型・超ワイド)、アスペクト比:10:3、輝度:400cd/平方メートル。