ITナビゲーションシステム研究会(事務局:三井物産)は24日、地上デジタルラジオ放送を利用した地図配信サービス(LBS、Location-Based Services)の実験放送を、2006年8月をめどに開始すると発表した。
ゼンリン、三井物産など会員企業が、地上デジタルラジオ放送を利用した広告・コンテンツ及び各種地図データに対応できる仕組みを検討し、デジタルラジオ推進協会(DRP)の実用化試験放送を利用した実験を開始する。
実証実験については、エフエム東京が呼びかけ人となって設立した デジタルラジオニュービジネスフォーラム内に新たに設置されるワーキンググループで行なう予定。
現在、カーナビゲーションシステムはじめモバイル端末へ地図配信が開始されているが、通信コストなどの課題がある。地上デジタルラジオ放送による一斉配信が実現すると、地図データ、交通情報、駐車場情報といった地図に関連した最新情報を、定額制の利用者負担で配信することが可能になり、広く一般への普及が期待できる。