自動車工業会の張富士夫新会長は18日、東京・丸の内のパレスホテルで会長就任の記者会見を行い、「社会に対し、自動車産業への理解と共感を得ていくことがますます重要になってきている」と強調し、3つの事業方針を掲げた。
(1)安全と環境への取り組み、(2)より快適で、楽しいクルマの利用環境への取り組み、(3)自動車産業のグローバル化への対応---がそれで、これらを積極的に推進するとともに、次の3つの基本姿勢で自工会の運営を行っていくとのことだ。
まず第一が社会との対話。「自動車産業に求められている役割とは何か」ということを念頭に置いて、諸課題を解決していく。二つ目がものづくりに立脚したリーディングインダストリーとしてふさわしい行動。そして3つ目がクルマの夢や楽しさ、すばらしさの具現化と訴求。
そして、張新会長は「対話と共感をキーワードに努力していきたい」と結んだ。