グッドイヤー社が、今月から新しい技術を加えた「イーグル」シリーズの販売を開始した。特徴は「レスポンスエッジ」と呼ばれる、サイドウォールにカーボンファイバーを配し、強度を増す技術が用いられている点だ。ターゲットとなるのはハイパフォーマンス、ハイパワーカーのユーザーで、「より路面に密着した走り」を求める層だという。
サイドウォールにカーボンファイバーを配置することでハンドリングの正確さが増すが、同時にスムーズで快適な乗り心地も保証される。
また、タイヤの外側は路面へのレスポンスを強調するために固く設計されているが、内側はデュポン社のケブラー素材を使う事で柔らかい乗り心地、コーナリングでの吸収力を高める、という二重構造。
イーグルには「ウルトラハイパフォーマンス」「ハイパフォーマンス」「パフォーマンス・ツーリング」の3つのラインがあり、それぞれにレスポンスエッジテクノロジーが導入されている。
このところハイパフォーマンス、ハイパワーカーの発売が相次いでいるアメリカでは、それに合わせたタイヤの需要も見込まれる。グッドイヤー社ではウェブサイトで60ドルの割引クーポンを配布するなどして、新しいラインの売り出しを図っている。