刺された男性、クルマで逃走中に死亡?

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4月27日未明、福岡県福岡市早良区で交際のトラブルから36歳の男性が女に刺される事件が起きた。男性は刺された後に自分のクルマで逃げ出そうとしたが、後に死亡している。男性は単独事故を起こしており、警察では死亡時期の特定を急いでいる。

福岡県警・早良署によると、事件が起きたのは4月27日の午前3時5分ごろ。同署に29歳の女がクルマで乗りつけ、当直の署員に対して「交際のトラブルから人を刺した。クルマの中にいる」と告げた。

助手席には腹などに刺し傷のある男性が座っていたが、呼びかけにも反応はなく、収容先の病院で死亡が確認された。警察では出頭してきた女を殺人容疑で緊急逮捕している。死亡したのは36歳の男性と判明している。

2人は4月26日の午後10時ごろ、それぞれのクルマで篠栗町若杉付近にある駐車場に向かい、男性は女性のクルマの助手席で話をしていたという。やがて口論となり、男性は逆上した女性から腹を刺された。

その後、男性は自分のクルマに乗り換えてその場から逃げ出したが、午後11時ごろには約6km先で民家の塀に衝突する単独事故を起こした。住民が通報している際、追跡してきた女が追いつき、「知人だ。病院に連れて行く」と自分のクルマに乗せたという。しかし、女は病院には向かわず、男性を乗せたまま帰宅。家族に説得されて警察に向かったという。

警察では男性が事故を起こした際には意識を失っていた可能性が高いとして、死亡時刻の特定を急ぐとともに、女を厳しく追及して動機の解明も急ぐ方針だ。

《石田真一》

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