【ラジアルタイヤ徹底ガイド】新ブランドで発進、プレミアム志向タイヤ…ミシュラン プライマシーHP

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ミシュランのラグジュアリータイヤの筆頭が、新しい『プライマシーHP』である。以前からあった『パイロット・プライマシー』はプライマシーHPの先代にあたる。二代目になってパイロットの冠を外したのは、ブランドイメージを明確化するためだという。つまりプライマシーというブランドはラグジュアリーを目指したタイヤなのである。

プライマシーHPはハイパフォーマンスでありながらプレミアムタイヤとしての存在感を示す必要がある。それはハンドリング性能だけでなく、上質な快適性、高い耐久性、ウェットグリップ、低燃費とかなり欲張りである。しかしコストを掛けてもこの多くの性能を達成するために工夫が凝らされている。

プライマシーHPの開発のために、ASMコンセプトを採用した。AはArchitecture(タイヤ構造)、SはSculpture(トレッドパターン)、MはMaterial(材料)のイニシャルで、それぞれが発揮できる性能がよりよく調和できるように、開発を同時に進行するシステムだ。

具体的な例をあげると、トレッド構造にもっともマッチするトレッドパターンデザインにするということだ。これにより接地面圧の分布を均一化することができる。そのメリットはドライとウエット路面での優れたハンドリング性能を確保できることと、偏摩耗の抑制が達成でき、タイヤのロングライフ化が図れたことだ。

トレッドパターンは左右非対称で、アウトサイドのショルダーブロックにはサイプがなくコーナリング時の剛性を高めている。ミディアムブロックは左右ともスリットが入っているが、一部は前後につながっていて、ここでもブロックごとの勝手な動きを規制してグリップアップと偏摩耗の抑制を目指している。

4本の太いストレートグルーブは耐ハイドロプレーン性能を高めている。

トレッドコンパウンドはエラスト・スポーツ・コンパウンドと呼ばれるミシュランならではのフルシリカ・コンパウンドを新たに採用している。これにより転がり抵抗の低減とドライとウエットでの高いグリップを発揮できる。

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《こもだきよし》

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