ミシュランが発表した第1四半期(1−3月期)の連結決算は売上高が前年同期比10.2%増の39億8000万ユーロとなった。モデルミックスの改善と為替差益によって大幅な増収を確保した。
直販市場は好調に推移したのに加え、欧州でのトラックの市販市場も上昇に転じた。ただ、北米のトラックの市販市場は、低迷したままだ。
乗用車・ライトトラックの市販用タイヤは、北米は不振だが、欧州は好調に推移しているほか、新興市場も順調としている。
一方、原材料価格の高騰で、2006年度の原材料価格の予測を当初の平均11%上昇から15%アップに引き上げた。これに伴って費用についても3億7000万ユーロから5億4000万ユーロに変更した。