15日午前、福井県美浜町内で、国道27号バイパスの側道から下りてきた乗用車が町道の丁字路交差点を直進。ガードレールを突き破ってジャンプし、川の対岸に激突する事故が起きた。クルマは中破し、乗っていた2人が死亡している。
福井県警・敦賀署によると、事故が起きたのは15日の午前11時30分ごろ。美浜町山上付近の国道27号バイパスの側道を進行し、町道の丁字路交差点に差し掛かった乗用車が猛スピードでそのまま直進。クルマはガードレールを突き破って川に転落したが、速度が速かったことから対岸に激突。中破した。
クルマは上下逆さで川に落ち、運転していた71歳の男性と、同乗していた70歳の女性は事故から約30分後に救出されて近くの病院に収容されたが、男性は全身強打で事故から約1時間後に死亡。女性は頭部強打で約2時間後に死亡した。
現場は国道バイパスの側道(ランプウェイ)と接続する町道で、丁字路で左右に進行するようになっている。乗用車は側道から減速せずに直進してきたとみられ、路面にはブレーキ痕も残されていなかった。警察では引き続き事故の原因を調べている。