8日早朝、福島県白河市内の国道289号で、対向車線側に逸脱してきた乗用車が道路右側のガソリンスタンドに突っ込み、事務所の建物を直撃する事故が起きた。この事故で乗用車側の3人が死傷。通行人の女性が事故に巻き込まれ、切傷などの軽傷を負っている。
福島県警・白河署によると、事故が起きたのは8日の午前6時ごろ。白河市表郷小松付近の国道289号で、走行中の乗用車が対向車線側に逸脱。そのまま道路右側の歩道に乗り上げて、道路に面するガソリンスタンドに突っ込んだ。クルマはスタンド奥にある事務所の建物に激突し、大破した。
ガソリンスタンドは営業開始前で従業員はいなかったが、クルマに同乗していた17歳の男性が死亡。運転していた18歳の少年と、同乗していた18歳の男性は頭部や骨盤骨折の重傷を負っている。また近くを歩いていた56歳の女性が事故に巻き込まれ、破片を顔面に浴びるなど切傷を中心とした軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は見通しの良い直線区間。クルマはかなりの速度を出していたとみられ、運転ミスが事故の主因とみられている。警察では運転者の回復を待ち、詳しい事情を聞く方針だ。