35年にわたる米GM(ゼネラルモーターズ)との資本提携を解消したいすゞ自動車の井田義則社長は11日、都内のホテルで行った記者会見で「今後は自主独立の経営を目指したい」と述べた。
GMアジア・パシフィックのトロイ・クラーク社長と会見に臨んだ井田社長は冒頭、「当社の主要株主の移動であり、今回は会見の主体的な立場ではない」としたうえで、「35年の資本提携を解消することになり、きちんと幕引きしたかった」と語った。
自主独立路線を目指すことについては「ただ今現在、私どものクルマは世界で売れているし、日本でもシェアアップしている」と述べ、「中期計画の実行で、今のトレンドを保つようにやっていきたい」と、自信を示した。