解雇されたと思いこみ、放火

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北海道警は6日、自動車ディーラーの廃材置き場に放火したとして、23歳の男を建造物等以外放火の容疑で逮捕した。男は被害を受けたディーラーに今年2月末まで勤務しており、警察では怨恨目的の犯行の可能性が高いとして捜査を続けている。

北海道警・旭川中央署によると、この事件は5日未明に発生している。同日の午前3時ごろ、旭川市永山2丁目付近にある自動車ディーラー本社のゴミ集積場でボヤ火災が発生、ゴミなどを燃やして約30分後に鎮火した。さらに午前5時ごろ、旭川市末広東1条7丁目付近にある同じ会社の営業所が持つ廃材置き場で火災が起き、古タイヤなどを燃やす被害を出した。

この会社の施設では2005年6月と10月にも不審火が発生しており、警察では会社に恨みを持つ者が犯行に及んだ可能性が高いとして捜査を続けていたところ、この会社に2月末まで勤務していた23歳の男が浮上。任意で事情を聞いていたところ、「上司や同僚から仕事のことで文句を言われ、腹が立っていたので火を着けた」などと供述したため、建造物等以外放火容疑で逮捕した。

この男は整備士として勤務していたが、今年に入ってから無断欠勤が相次ぎ、親からの申し出もあって2月末に退職していたが、警察では男が一方的な解雇と思いこんでいた可能性があるものとみて、犯行に至った動機について調べを進める方針だ。

《石田真一》

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