新型フォルクスワーゲン(VW)『パサート』のエクステリアデザインを担当したロバート・レスニック氏は「オリジナル『ビートル』も『マイクロバス』(タイプII)も、丸目のヘッドライトです」と指摘する。
「クルマのグリルは人間で言えば口、ヘッドライトは目です。パサートではヘッドライトのモダンな表情を、台形と丸のコンビネーションに求めました」
「ヘッドライトと同様のテーマのリアライトは、丸を透明にしました。それはLEDを採用していると、すぐに分かるようにするためです」
「ボディデザインは、先代のすっきりした面質から、立体の張りを持たせたものに変えました。でもサイズアップを感じさせない、スポーティでダイナミックなものです。大きく見えないようにしたデザインです。たとえばショルダーラインが、ねじれながらフロントフェンダー、ボンネットへ繋がる面が、一つの見所です」とショルダーラインから、フェンダー、ボンネットのラインをなぞる仕草を見せた。