9日未明、鹿児島県鹿屋市内の市道で、RVと原付バイクが正面衝突し、バイクを運転していた17歳の男性が死亡する事故が起きた。RVは現場から逃走したが、警察では31歳の高校教諭の女を逮捕している。
鹿児島県警・鹿屋署によると、事故が起きたのは9日の午前0時10分ごろ。鹿屋市西原2丁目付近の市道で、17歳の男性が運転する原付バイクと、対向車線側に逸脱してきたクルマが衝突する事故が起きた。男性は近隣の住民に発見され、すぐに近くの病院へ収容されたが、全身を強打しており、事故から約5時間後に出血性ショックが原因で死亡した。
警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。周辺の捜索をしていたところ、現場から300mほど離れた場所にあるアパートの駐車場で前部が中破したRVを発見。このクルマを所有する31歳の高校教諭の女から任意で事情を聞いていたところ、飲酒運転を行って事故を起こしたことを大筋で認めたため、同日夕方までに業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
女は高校の同僚と鹿屋市内で酒を飲み、代行運転によって8日深夜に帰宅した。しかし、空腹を感じたことから自らクルマを運転。近くのコンビニエンスストアに向かおうとした際に事故を起こしたという。警察の調べに対し、女は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述している。